

クラウドはアプリケーションを革新する〜MB給与管理(クラウド版)はこうして開発された〜
●データをインターネットのサーバー上に
クラウド版の構想は昨年の秋、プログラムとデーターをインターネットに接続されたサーバー上に置き、給与計算時にプログラムとデータをダウンロードして手元のパソコン上で処理する、処理後、サーバーに計算結果のデータを再度アップロードして業務を終了。データもプログラムもサーバー上にあるから、いつでも、どこからでもインターネットにつながる環境があれば最新のシステムを利用できる。それをカンタンにボタン一つで呼び出し他のツールも利用可能、こうした機能を持つメニュープログラムを作るところからクラウド版の開発は始まりました。
●電子明細書を実現する
また新たにお客様から、「明細書を紙でなく、PCないし携帯から閲覧できるようにしたい」というお話しをいただいたことでクラウド版の構想は大きく膨らみ動きだします。
明細書をPDF化して見たい、明細書をメール送信したいという要望も数年前からいただいていました。毎年実現したい機能として社内では論議されていたのですがなかなか実現できませんでした。
給与計算システムのデータを取り込んで電子明細として閲覧できるシステムはいくつか他にもあり、値段は安価なものからそれなりのものまで様々。
閲覧・メール送信システムに取り込むためのデータ出力はMB給与管理でも可能です。しかし、せっかくMB給与管理を使っていただいているお客様に、直接メールの送信が可能な、MB給与管理の電子明細機能があればそれがベストのはず。この機能を付加して新しい給与計算のシステム、サービスを提供する。
答えは簡単でした。昨年から当社の技術パートナーを担当していただいている株式会社E&Dさんの協力のもと、MB給与計算と連動してWebで電子明細閲覧・送信可能なサービスメニューを立ち上げました。
ここに、クラウド版の第1歩、電子明細対応機能が実現しました。
早速、電子明細を希望されたお客様にMB給与管理(クラウド版)試行版としてリリース開始、社員情報にメールアドレスの登録、登録アドレスへの送信テスト(ドメイン制限などあるため)、送信テスト完了後には各個人専用に割り当てた専用ページ(マイページ)の通知メール、このマイページへのアクセス試験と初回アクセス時にパスワード登録を行う、電子明細の表示レイアウト設定など事前準備を行い、平成20年8月末から順調に正式運用していただき試行版の実績を積んで頂いております。
この試行版に現在サービス中の給与・賞与明細の電子明細に加え、源泉徴収票の閲覧機能を付加して、MB給与電子明細対応機能は給与・賞与・源泉徴収票で完成しました。
●データ保存機能を実現する